プロジェクトの背景
カワテックで日々IT保守サポートをさせて頂いている既存のお客様である日系大手卸業様が大型倉庫のお引越しを計画されており、旧倉庫で利用しているIT機器全般が老朽化していて、この引っ越しを機会に全面的に最新のITインフラ環境にアップグレードすることに!
提案・ソリューション
✔高速インターネット回線は、グローバルIPアドレス付きのSingNet eLite 100メガを提案しました。
✔無線インターネット環境は、屋外向けで強力な無線電波を提供できるRuckus(ラッカス)のWi-Fiアクセスポイントを10台ご提案しました。
✔体温検知システムに関しては、無人非接触体温検知+顔認証マスク有無検知機能が搭載されているデバイスを提案させていただきました。
✔プロジェクターに関しては、無線接続可能で、天井吊り下げ型のプロジェクターに加えて、ボタンでスクリーンの昇降が可能な電動プロジェクタースクリーンを提案させていただきました。
✔オフィスの電話はスマホでも使えるオフィス電話で、クラウド型PBXをご提案させて頂きました。
サポート体制
日本人のベテラン技術営業スタッフ1人、プロジェクトエンジニア2人体制でサポートさせていただきました。IT専門の要件定義からベンダー管理、作業当日の報告、トラブル対応まで日本語と英語を適宜使い分け、スムーズなコミュニケーションを実現致しました。
プロジェクト作業内容
1.Singtel高速インターネット通信回線申込み
2.オフィス・倉庫で合計80本程度のネットワークケーブルの引き回し作業
3.Ruckus(ラッカス)無線LANアクセスポイント合計10台の導入
4.監視カメラ(CCTV)合計16台導入
5.発熱検知付き顔認証ドアアクセスシステムの導入
6.ミーティングルームの天井にプロジェクターと電動スクリーンを導入
7.スマホで使えるオフィス電話のクラウドPBXの導入構築作業
8.新規サーバーラック導入作業
プロジェクト全体の作業風景
■お客様のIT担当者の方との要件定義&現地調査
いつもKawatecが意識していることで、お客様がイメージしていることを全てヒアリングし、お客様が自社のIT環境に関してイメージしていると以上のもの、そのさらに上を行くご提案をするように心がけて行いました。
■オフィス・倉庫で合計80本程度のネットワークケーブルの引き回し作業
最初の工程であるケーブル配線工事がスタート、オフィスに50回線、倉庫に30回線のLANケーブルの配線工事を行いました。巨大倉庫の高所のケーブル配線作業はシザーリフトを使用しました。
配線は天井付近にPVCパイプを導入してケーブルの引き回しを行っていきました。
ケーブルの長さが100メートル以上となり、中継器を設置する為に小型ネットワークラックを壁に取りつけました。
所定の位置にケーブルをスタンバイします。
■オフィス内のケーブル作業
コンクリートの床のため、PVCパイプを導入してケーブルの引き回しを行っていきました。
所定の位置にケーブルをスタンバイします。
サーバーラックを設置する場所に全てをケーブルを集約しました。
ケーブル配線工事後に新規で調達したサーバーラックに綺麗にケーブル終端作業を行いました。
どこに何が繋がっているかを分かるようにラベリングもしっかりしました。
■無線(Wi-Fi)LANアクセスポイント合計10台の導入
倉庫全体で無線(Wi-Fi)LANが利用できるように所定の場所に合計で10台の無線LANを設置しました。
■監視カメラの導入
倉庫に合計16台の監視カメラを設置しました。
■発熱検知付き顔認証ドアアクセスシステムの導入
体温検知システムに関しては、無人非接触体温検知+顔認証マスク有無検知機能が搭載されているデバイスを導入しました。
■ミーティングルームの天井にプロジェクターと電動スクリーンを導入
プロジェクターに関しては、無線接続可能で、天井吊り下げ型のプロジェクターに加えて、ボタンでスクリーンの昇降が可能な電動プロジェクタースクリーンを導入しました。
■移転後の初日の作業風景
各パソコンがネットワークに接続できるか、プリンターなどに接続できるかを一台一台確認しました。
機器の動作テスト実施後、お客様と最終確認を行い完了になります。まずはしっかりとしたスケジューリングから
オフィスのリロケーションをご検討されているお客様との初めてのミーティングでは、ざっくりとしたスケジュールや、
お客様のイメージ、日本側の要望などを、ひとつひとつお客様と確認をしていきます。
また、オフィスのレイアウトやシステム、既存機器で活用できそうなものがないか確認します。
Kawatecでは「お客様のイメージ以上のご提案」をし、新オフィスの仕上がりが楽しみになるよう、日々邁進しております。
今回のリロケーションにつきましては、シンガポール現地での作業は勿論、ネットワークの構築やメールサーバーの設定など、
日本本社とのやりとりも多く、日本語と英語での対応が可能なKawatecならではの
安心&細やかなサポートを提供させて頂きました。
日本のIT担当者様とのTV会議の場面もありました!
日本側との細かなやりとりと、現地スタッフ様との細かい見積もりの調整、多数回にわたるミーティングを経て、
作業完了目標日の約3週間前に最終確認をして頂きました。
ハンドオーバーの3週間前のタイミングでの確認。ここは、スピード感を大切にしているKawatecの腕の見せ所です。
オフィス丸ごとIT構築は、「しっかりとしたスケジューリング」が非常に大切なカギとなります。
Kawatecはローカルのデザイン会社(メインコンダクター)としっかり2人3脚でスケジュールを組み、
細かい変更事項もしっかりレイアウト図に落とし込みながら、作業を進めていきますので、
お客様からも安心してお任せいただけます。
インターネット回線と電話回線は事前にカワテックで手配
最初のミーティングの時点で新オフィスへの引っ越し日をお聞きしていたので、
インターネット回線と電話回線については事前に申し込みを行い手配しておりました。
このようなスケジュール調整も、100社以上のオフィスIT構築の実績のあるKawatecならでは、です。
(※インターネットは、通常開通まで1か月かかります。その間に回線業者による現地調査・配線作業・開通作業があります)
【Singtelによる配線作業の様子】
作業が本格的にスタート!まずは配線作業を行います。
そして作業が本格的にスタート!
まずはデータケーブル(インターネットの有線LANケーブル)と電話ケーブルの引き込み作業です。
サーバールームから、各デスクやミーティングルームなど、お客様のご希望の場所に向けて
天井を通して配線して行きます。
【ケーブル作業時の現場の様子】
メインコンによる内装作業のスケジュールに合わせて、ネットワーク機器や電話システムの
導入&設置・配線作業の仕上げをしていきます。
配線後はサーバーラック内に設定した機器を導入
【サーバーラック内のパッチング作業】
配線後は、サーバーラックの中に設定した機器を入れていきます。
ケーブルも綺麗にきっちりとまとめて格納していくので、どのケーブルがどこに繋がっているのかも
一目瞭然です。丁寧な仕事はお客様からも信頼頂いています。
電話ケーブル一本一本まで、丁寧に仕上げていきます
【電話ケーブル(junction BoxからPBX、各テーブルポートまで)】
電話ケーブル一本一本、各テーブルのポートのひとつひとつまで丁寧に仕上げていきます。
また、今回のリロケーションの機会に、クラウドサービスのOffice365の導入も決めて頂きました。
Office365の導入によって、大容量のメールサーバーを利用できるだけでなく、
スケジュール管理をチームとして管理できたり、ドキュメントの共有がスムーズにできます。
また、昨今のビジネスでは不可欠なWeb会議用に「Skype for Business」のご利用いただけます。
今回は、今後のホスティングサービスも一貫してKawatecで管理させて頂くため、
日本側と連携して、DNSサーバーの移行も同時に行っております。
最近人気のMicrosoft Azure導入のお手伝いもさせて頂きました。
Microsoft Azureは物理的なサーバーを購入なしで、メンテナンスも楽々のお気軽に始められるクラウドサーバーサービスです。
これからも、お客様の細かいニーズをくみ上げながら、最新のシステムも織り込み、
お客様の期待を超えるITインフラの提供に向けて、社員一同取り組んで参ります。