プロジェクトの背景

大型倉庫内で老朽化したWi-Fi機器を使っていましたが下記のような問題がありました。 既存のWi-Fiアクセスポイントが老朽化しており、倉庫内でWi-Fiが突然切れたり、電波が届かない場所があり業務に支障が出ている。 ●Wi-Fiの一元管理ができていないので、Wi-Fiの問題が起きてもトラブルの解決策にものすごい時間がかかっている。 既存の機器は製品ライフサイクルが終了しているので、ファームウェアも古くセキュリティが心配。  

提案・ソリューション

Wi-Fiの電波に指向性を持たせ、特定の方向に向けて長距離の電波を飛ばすRuckus(ラッカス)製の指向性WiFiアンテナを搭載するモデルを52台ご提案しました。 ●52台のWi-Fiアクセスポイントの稼働状況、Wi-Fiの細かいパラメター設定、監視、アラートなどの管理や設定をクラウド上でパソコンから一元管理できる「Ruckus Cloud Wi-Fi」製品をご提案しました。 ●倉庫内のWi-Fiアクセスポイントを導入するにあたり、倉庫内の配線工事作業をご提案させて頂きました。 ●Wi-Fiインフラ環境構築後もトラブル発生や問い合わせに迅速に対応できるようにWi-Fiインフラ環境の保守管理サービスをご提案しました。   サポート体制 日本人のベテラン技術営業スタッフ1人、エンジニア3人体制でサポートさせていただきました。IT専門の要件定義からベンダー管理、作業当日の報告、トラブル対応まで日本語と英語を適宜使い分け、スムーズなコミュニケーションを実現致しました。  

プロジェクト作業内容

1.お客様のご担当者様と要件定義作業と倉庫内の現地調査作業 2.倉庫のレイアウト図をもとにWi-Fiの電波範囲を測定し「Wi-Fiヒートマップ」を作成 3.新規にLANケーブルを張り替えるためにケーブル配線系統図の作成 4.プロジェクトスケジュールの作成とお客様とキックオフミーティング 5.LANケーブル配線工事作業実施 6.Wi-Fiアクセスポイントの初期設定 7.Ruckus Wi-Fi Cloud コントローラーを使って設定作業 8.高所作業車を使ってWi-Fiアクセスポイントと中継ラックの取り付け 9.Wi-Fi動作確認後にお客様と業務で利用するハンディーターミナルで テスト実施し、最終確認と引き渡し。 10.Wi-Fiインフラ構築後の保守スタート  

プロジェクト全体の作業風景

■1.お客様のご担当者様と要件定義作業と倉庫内の現地調査作業 ●倉庫全体の環境を把握するため、お客様と一緒に現地確認作業をさせて頂きました。   ■倉庫のレイアウト図をもとにWi-Fiの電波範囲測定し「Wi-Fiヒートマップ」を作成 ●倉庫のレイアウト図と現地調査をもとに、Wi-Fiアクセスポイントの機器選定や設置場所を選定して、Wi-Fiヒートマップ資料を作成していきます。   ■プロジェクトスケジュールの作成とお客様とキックオフミーティング ●プロジェクトのキックオフから構築完了まで約3カ月のスケジュールをご提示させて頂き、いよいよ構築作業スタートです。   ■Wi-Fiアクセスポイントの初期設定 ●カワテックの事務所で52台のWi-Fiアクセスポイントの初期設定を行いました。   ■Ruckus Wi-Fi Cloud コントローラーを使って設定作業 ●Ruckus Wi-Fi Cloud コントローラーを使い、52台のWi-Fiアクセスポイントの稼働状況、Wi-Fiの細かいパラメター設定、監視、アラートなどの細かい設定を行いました。   ■高所作業車を使ってWi-Fiアクセスポイントと中継ラックの取り付け ●倉庫は天井も高く取り付け場所が高所になるためシザーリフトを利用して52台のWi-Fiアクセスポイントを取り付けていきました。   ●実際のWi-Fiアクセスポイント設置後の写真です、合計で52台のWi-Fiアクセスポイントを設置していきました。   ●倉庫のスペースが大きく、LANケーブルが100メートル以上となるため、中継ラックを設置してラックの中にPOE対応の中継スイッチを設置しました。   ■Wi-Fi動作確認後にお客様と業務で利用するハンディーターミナルで テスト実施し、最終確認と引き渡しと、Wi-Fiインフラ構築後の保守スタート