カワテックは、シンガポールと日本間をつなぐテレビ会議システムの提案から配線工事まで迅速に対応しています

既存のインターネット環境はＡＤＳＬ回線を利用して、モデムとルータがあ
るだけのとてもシンプルな構成となっておりました。
TV会議システム導入にあたりインターネット回線を固定グローバルIPアド
レス付き回線に切り替える作業が必要となります。グローバルＩＰ付きの光
ファイバー回線（３０メガ）にアップグレードをご提案させて頂きました。

ADSL回線とは、インターネット接続を行う場所が基地局から遠ければ遠いほど通信速度が
遅くなります。また、通話によるノイズやその他家電製品によるノイズなどにも影響を受け
やすく、時間帯や状況によっては速度が大きく変化することもあります。
一時期は主流で世界で広く使われていましたがその不安定さ、回線の遅さから次々に光回線
に移行する流れができています。

通常のインターネット接続サービスでは、プロバイダーから割り振られるグローバルＩＰアド
レスが毎回変更されます。一方、固定ＩＰアドレスサービスを申し込むと、プロバイダーから
割り振られるグローバルＩＰアドレスは、毎回必ず同じものが払い出されます。
それにより、固定グローバルＩＰアドレスを必要とするPolycomのTV会議システムで本社や
支店間でＴＶ会議システムが利用できるようになります。

インターネット回線をグレードアップするだけでなく、ファイヤ
ウォール設定も同時に行います。ウィルスなど通過させてはい
けない通信は通さないように、テレビ会議に使う通信は禁止し
ないようになど細かい設定を行いセキュリティを強化します。

ＴＶ会議システム用にＬＡＮ接続が必要になります。
その設置場所会議室には電話ポートはありましたがＬＡＮポートありません
でしたので、約４０メートル程度離れている場所から、天井を伝ってＬＡＮ
ケーブル配線工事を行っていきました。

引っかかったりホコリが溜まったりしないよう天井の中を通り、出てしまう部分にはプラ
スチックカバーで覆い、見た目も綺麗に配線しました。

会議用のテレビは５０インチ型の大型のものを選択し、ＴＶとシステム設置
と移動が簡単にできるように、キャスター付きのＴＶスタンドをご提案させ
て頂きました。スタンドにモニターを固定し、ケーブルを繋いでいきます。

実際にポリコムを導入と設定作業がシンガポール側で完了しましたら、日
本本社と正常にＴＶ会議システムができるかどうかの稼働テストを行わせ
て頂きます。日本本社のスタッフ様に1時間程度ご協力を頂きテストを行
いました。

ポリコムのテレビ会議システムはSkypeなどのような無料のWeb会議など比べ物にな
らないほどの高画質・高音質です。それほどの品質がありながら、テレビやビデオを操
作するかのように簡単に利用できますので、一度設置をしてしまえば利用者のITスキル
に左右されず誰でも簡単に利用することができます。