2019年12月1日 既存事業を徹底的に深堀りする(2019年12月 社長の月次コラム)
本当に良い会社をつくれば、儲かり利益がでてきます。せっかく儲かり利益がでれば、
今度はその資金を未来のために投資する必要があります。
経営者にとって今日の会社のオペレーションをどうしようと目先の問題を考えることもその仕事の一つですが、
目の前の仕事に関しては、社員さんという「スター」に信頼して任せるべきです。
社員さんが絶対に肩代わりしてくれない経営の仕事があります、それは3年後、5年後にこの会社はどうしようかと考えることです。
他の誰もが考えてくれなくても、とにかく社長は未来のために何に投資するべきかを考えなければならないのです。
しかし世の中に絶対に成功するビジネスなど存在しないのです。その上で社長は未来の事業に投資をします。
では私が考える未来の事業投資は3つです。
優先順位第一は、現在の事業の向上、今のITインフラ事業とIT保守サポートをもっと深堀りすることです。
その為に徹底や継続が必要です。カワテックはシンガポールの日系の中小企業向けのITインフラ構築と IT保守サポートといえば誰しもが「Kawatec」だよねと言われるように、3 年後にはシンガポールで断トツの No. 1の会社となる。
その既存事業の深堀に対する人材投資をしていきます。
第二は、チャンスの追求です、今ある既存のITインフラ構築と IT保守サポートサービスや商品でより
一歩進んだ新しいサービスや商品を開発するということです。
第三、最後に「新規事業」です、これは全く新し事業を始めることです。これは一番最後です。
私は新しい事業を必ず始める必要はないと考えています。
なぜなら、外部環境などを分析してもっともっと既存事業を深堀すれば、やれることは必ずあるはずだと思います。
この時に重要なのは、お客さん第一主義をベースとした小さい行動を徹底できるかということです。
では、どうやって現在の小さな行動を徹底するのかというと、
例えば、私は社内で社員さんと話をするときもお客さんのことを「A社さん」「B社さん」という言葉を使います、
またKawatecは掛かってきた電話は3コール以内に取ることをルールとしています。
こんな小さい行動ですが、それを徹底できるかどうかが、結構重要なポイントと考えています。
こうした基本的なことができていないのに、他の事業をやろうとしても、
お客さんにサービスを利用してもらうわけがありません。
どの会社も何をやればいいかは知っているけど、それを社員さんにもやってもらうことが難しい、
そうした小さい行動でちょっとしたことなのですが、お客さんはとても敏感で、
そのちょっとしたことがとても大きな結果になります。
Kawatecグループ代表:川辺高峰
12月2019年