2019年4月1日 経営理念と経営ビジョンについて(2019年4月 社長の月次コラム)
カワテックは何の為にあるのでしょうか。
恐らく中小企業の経営者の中でも日々の業務で忙しく、なかなか会社の存在意義を真剣に考える機会は
あまり多くはないかと思います。
「経営理念」や「経営ビジョン」など無くても日々の業務はいつも通り回るし、
「経営理念・ビジョン」など難しく考えすぎてしまって、
なかなか頭の中から出てくるものではありません。
しかし経営の目的を持たず、ただ目先的な行動をしているだけでは会社はうまくいかないと思います。
目的のない行動はモチベーションが上がらず、辛く苦しいのではないでしょうか。
「経営理念」や「経営ビジョン」を一番簡単な言葉で表します。
●「経営理念」とは「経営の目的」です。
●「経営ビジョン」とは「目標」です。
つまり「経営ビジョン=目標」は「経営理念=目的」へ達成の通過点と言う事が言えると思います。
カワテックの経営理念(目的)は次の2つです。
①社員さん一同の収入の増加と社員さん本人とその家族の幸せ、そして将来の経済的、精神的に
継続的な安定と幸せを実現させることにあります。
②お客様に感動と喜ばれるサービスやサポートを提供し、お客様から信頼され、必要とされ、感謝され
お客様にとってなくてはならない存在になることです。
その目的を達成する為に、通過点である「経営ビジョン=目標」を次のように定めています。
●世界でいちばんお客様から喜ばれる数の多いITサポート会社になること。
私は「経営理念」を作る時に次のように考えました。
私が歳を取って、会社をだれかに継ぐことになった時に、
最後に社員さんとお客さんが私の為に送別会を開催してくれたと想像します。
私はその送別会で社員さんやお客さんにどのような言葉を贈ってもらいたいでしょうか?
送別会で言ってもらいたい言葉を書き出しまとめた事それが「経営の目的」であり「経営理念」
になると考えました。
社員さんから「本当にカワテックで仕事ができて心の底から幸せです」と言ってもらいたい。
お客さんから「カワテックがいつも寄り添って親身にITサポートしてくれたから安心、
信頼して任せることができました、ありがとう」と言ってもらいたい。
この2つの事がカワテックが存在する理由なのです。
これは当たり前でシンプルすぎるのですが、社員さんを経済的、精神的に幸せにできる
会社を作ることにより自分も幸せになれる。
逆に言うと社員さんを幸せにできない会社は自分も幸せにはなれない。
お客さんに喜んでもらえる会社は永続的に繁栄成長できる。
この2つは原理原則に基づいており、ものすごい力強い目的であると思います。
カワテックは小さな会社ですが、心の温かい人達に囲まれ、社員の幸せ、お客さんの喜びを創造する。
社員さんと社長と同じ夢と希望があり、楽しく、わくわくする、幸せな目的を定めていく。
社員さんと「目的」を共有することができれば、その達成の為に作る「目標」にはやり甲斐が出てくるし、
モチベーションにもなるのではないでしょうか。
このようなことを日々考えて実行していけば、きっと「目的」を達成できるのではと思います。
しかし、まだまだ私は力不足なのでこの理想と現実のギャップを肌で感じつつも、
そのギャップを縮められるのように日々精進していく姿勢を大事にしていきます。
最高の会社というのは、働いている社員さんの姿が生き生きしていること、
お客さんのいる現場が重視されていて、現場からお客さんにもっと喜んでもらえるアイデアが考えだされ提案され、
実施されることではないでしょうか。
その中には決して表面的ではない、深い部分で仲間達と繋がっている心温まる空間がある。
だからこそ全社員が「経営理念」と「経営ビジョン」を共有、共感し、仲間の為、お客さんの為、会社の為に
みんなが楽しめる、喜べる、幸せになれる新しい場所を目指して突き進んでいきたいと思います。
Kawatecグループ代表:川辺高峰
4月2019年