2020年12月14日 シンプルでなければ「戦略」ではない(2020年12月 社長の月次コラム)
中小企業の会社経営はわかりやすさが大事、これは私がここ数年で数多くの失敗をしながら得た最大の学びでした。
「あれも、これも大事」と会社経営がわかりにくいメッセージを発すると、現場やオペレーションは混乱します、
最も大切なことだけを、シンプルに分かりやすく伝える、これが会社組織の力を最大限に発揮させる上で、
きわめて重要だと思います。
中小企業の社長は表には出しませんが、裏で尋常でないほど経営学などの勉強をしています、
そして経営学を学ぶと、色々な知識がついてきます。それは、経営者にとっては重要なものかもしれませんが、
しかし、経営者がどんなに多くの経営学を学んでもそれを現場やオペレーションに共有することに意味はありません。
むしろ、現場やオペレーションの仕事を邪魔するものとなります。
そもそも戦略とは読んで字の如く「戦いを略すること」つまりは、捨てて絞るということです。
カワテックは、14年間会社経営を行ってきて様々な情報収集や業務経験を積んできましたが、
しかし、今あえて日系の中小企業のITインフラ環境構築、保守サポートの事業に
焦点を一点に絞り100%全ての時間、人材、エネルギーを集中投下するという戦略を取ります。
それ以外のことはあえてやらずに捨てます。
1日は24時間と有限です、人の脳の処理能力も有限です、
「あれもやる、これもやる、みんなやる」と増やし保険をかけて安心するのが本来の人間の心理ですが、
それだと力が分散して中途半端になります。
だからカワテックは日系の中小企業のITインフラ環境構築、保守サポートの事業という
たった一つのことに一点集中してその分野で圧倒的なプロフェッショナルなサービスを提供し続ける。
それがカワテックの存在目的であるお客様から「信頼・感謝」され喜ばれることで、
お客様にとってなくてはならない存在であり続けられるのだと、
このシンプルなメッセージを繰り返しわかりやすく伝え続けることが重要だと考えています。
Kawatecグループ代表:川辺高峰
12月2020年